世界最速試写会(ネタバレ有)

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『重力ピエロ』の試写会に行って来ました。
エキストラ枠だからなのか結構良い席で観られる事が出来ました。
が、会場の萩ホールって言うのが某大学100周年記念で今年の10月に設立されたばかりな上に音響にかなりこだわってある造りの為、映画だとセリフが聞き辛くなっていたのがちょっと残念でした。

舞台挨拶つきで舞台挨拶には家族4人(吉高ちゃん来なかった)に監督&プロデューサー2人でした。

加瀬君→緑チェックのプルオーバーに黒のコーデュロイのパンツに赤いスニーカー(パンツは裾をまくってました。加瀬君ってよりも泉水って感じの格好でした)

岡田君→グレーの太めのパンツに茶系のロングカーディガンに白シャツ、茶とオレンジ系のストールを首にかけて、白のとんがり靴。

京香様→黒のシンプルワンピースに☆のブローチ(帰り際に後ろ向いたら背中がバックリ開いてビクリしたけど、凄くキレイでした)

小日向さん→カジュアルな黒のスーツに白シャツに黒と細い部分が赤い感じの可愛いネクタイ。

って、みんな結構きちんとした感じなのに加瀬君だけカジュアルな感じでちょっと面白かったです。
挨拶は岡田君が緊張しすぎていて、話してる内容が自分で解らなくなってしまったのか、『すみません』って謝っていて可愛かった(緊張してたのが分かった良かった。だって、出て来た時からちょっと機嫌悪そうな顔してたから(苦笑)


映画を見る前に原作は買っていたのですが、なんだかんだで読まないまま観て来ました。
泣けました。一気に涙が流れる感じじゃなくて、どうしようも無い事に流されてしまう春の気持ちや泉水の気持ち、お父さん、お母さんの気持ちを色々想像しちゃったら勝手に流れてしまった感じ。

伊坂さんの作品はアヒルに続いて2作品しか観て(どちらも映像のみです。すみません。。。)無いのですが、人道的には間違ってる事だけど自分が同じ立場に立たされた時にきっと同じ事をしたいと考えてしまうだろうし、それを行動に移した事を許せないなんて言えないジレンマみたいなのを凄く感じでしまうのです。今回のは本当にそんな思いを抱きました。春がした事は絶対に許される事じゃないし、してはいけない事だけど、してしまった気持ちを全く理解出来ないとは言えないよ。

岡田君は凄い俳優さん達に囲まれた中でほぼ新人なのに凄く良かったです(偉そうですみません)あの子は本当に黙ってると凄くキレイな顔をしてて、それが逆に切なくて悲しくて。私は原作は読んで無いので原作を読まれてちょっとイメージが違うと思ってる人には申し訳無いのですが、岡田君の春は完璧だったと思います。
特に泉水と二人で葛城を殺した後にお家のソファで二人でタラタラ話してるシーンが本当に良かったなぁ。
そして、ラストのベランダから泉水に向かって飛ぶシーンは岡田君のスタイルを持ってやりこなしてるのが本当に素敵なぐらいに良かった。

今、色々調べてみたら原作と色々違ってる所があるみたいだけど(泉水が大学生だったり、お母さんが事故で死んでいたり、夏子がただのストーカーだったり)大ヒットまではいかなくてもたくさんの場所で公開されれば良いなぁって思ってます。